【野食】コオロギの佃煮を食べる 後編:調理・実食

どうもたかしです。

前回に引き続き、卵を産まなくなってしまったコオロギ達を調理し、実食していきます。



前回の記事:​【野食】コオロギの佃煮を食べる 前編:捕獲・お別れ


今回挑戦する料理は「コオロギの佃煮」です。

佃煮と言えば「イナゴの佃煮」ですが……

(Wikipediaより)

こちらは長野県や山形県のような内陸地で古くから食べられている郷土料理です。稲を食害する害虫であるイナゴを、食べて駆除するという非常に合理的な料理です。

イナゴもコオロギも同じ直翅目(バッタ目)に属しており、非常に近しい昆虫であることから、こちらの調理法が合っているのではないかと考えました。

何といっても近年昆虫食として最も注目の熱いコオロギですから、これは味に期待が持てるのではないかと思います。

それではやっていきましょう。


↓YouTube動画も配信しています。よろしければ見てやってください。




①材料

今回用意した材料はこちらです。


【食材】
  • コオロギ
  • 煎りごま
  • 乾燥昆布
  • 生姜……炒める際の香りづけに

【調味料】
  • 砂糖・顆粒だし少々
  • 合わせ調味料……醤油・みりんを2:1で50mml
  • サラダ油

レシピは​こちらのページ​を参考にさせていただきました。

ポイントとしては、ただ煮込むだけでなく先にコオロギを生姜で炒めることで、よりコオロギの香ばしさを際立たせることですかね。

結構味は濃いめになりそうです。ご飯との相性に期待が持てます。

②下処理




コオロギはしっかり水洗いします。

ずっと飼育下にいたコオロギとはいえ、ある程度体は汚れているはずなのでボウルの水の中で揉み洗いします。
ですが、今回下処理はこれで終わりです。糞抜きや下茹では一切しません。

理由としては、コオロギは最初に炒めるので加熱処理は十分であることと、このコオロギはペットショップで購入した完全養殖のコオロギなので、野生のものと比べると遥かに雑菌などの心配が少ないことなどが挙げられます。
それに加え、このコオロギ達の糞とはすなわち彼らが食べていたもの……市販のコオロギフードですから、食べても大丈夫だろうと判断しました。

気になる方は糞抜きした方が良いかもしれませんが、今回みたいな十数匹ならまだしも、大量に食べるとなったら手作業では大変なので、数日隔離して絶食させる必要があるでしょう。


この後油で炒めるので、洗ったコオロギは入念にキッチンペーパーで水気を取っておきましょう。

コオロギの下処理をしている間は、乾燥昆布の水戻しをしておくことも忘れないようにしましょう。10分ほどかかりますので、後からやると水戻しの間待つことになってしまいます。

③コオロギを炒める



フライパンに油を少量敷き、温まったら生姜と一緒に一気に炒めます。

油はめちゃくちゃ跳ねます。
どれだけ水気を取ってもやはり跳ねるので、これはもう受け入れるしかありません。火傷には十分注意しましょう。

あまり炒め過ぎても焦げてしまうので、香ばしい香りが漂ってきたぐらいで火を止めます。

④具材を投入して煮る



水で戻しておいた昆布、合わせ調味料、砂糖、顆粒出汁を投入し、かき混ぜながら煮詰めていきます。

目安としては、煮汁が最初の量から半分以下に減って、とろみが出てくるぐらいまでしっかり煮詰めていきます。大体時間的には5~10分ほどです。



十分煮詰まったら、仕上げに煎りごまを投入します。
弱火で煮詰めながらかき混ぜ、全体になじんだら完成です。

⑤完成・実食



イイ感じに出来上がりました。

今回はすぐに頂くため、煮詰める時間も少なく煮汁も結構残っていますが、保存食とする場合はもっと長時間煮詰めて汁気も少なくしていった方が良いと思います。


炊き立てのご飯と一緒にいただきます!


早速コオロギをいただきます。

……美味い!
美味い……のですが、煮汁の味が濃すぎてちょっとよく分かりません。

濃い味になるとは予想していたのですが、調味料の主張が強すぎてコオロギ自身のうま味が分かりづらくなってしまいました……。コオロギ一匹一匹が小さいのもあって、なおさら味の判別がつきづらいです。

それでも何とか味を知りたいと思い、3匹一気に口に入れてみました。
すると、ほんのちょっと甲殻類っぽいような風味がありましたが、先日食べたバッタとは違ってエビそのものといった感じではありませんでした。
もうちょっと香ばしさが強いというか、コクがある感じです
。魚粉の入ったコオロギフードを食べさせていたせいもあるかもしれませんが、濃い魚介系のうまみが混じっているような気がします。

本当に何とも言えません。これがいわゆる「コオロギ味」なのかもしれません。他の食材で例えるのが難しいうま味があるように思いました。

ちなみに雑味や苦みは一切感じられませんでした。とても食べやすいです。

食感は、プリッとした感じではなく、カリっとした殻の感じでもなく、ふにふにしてて身はシャクっとしてるといった感じです。これもまた、他の食材で例えるのが難しい独特の感じです。

調味料の味の濃さもあって、ご飯との相性は抜群です。上にかけてしまって、丼ぶりにしてしまっても美味しそうだと感じました。


ごちそうさまでした!

非常に美味しくいただくことができました。やはりコオロギと佃煮の相性は抜群です。

⑥まとめ

今回、コオロギを佃煮にして食べてみたのですが、味付けを濃くし過ぎたのに加えコオロギの数が少なかったのもあって、コオロギ自体の味を把握しづらくなってしまい、食レポとしては非常に中途半端な感じになってしまいました。

ただ、味は間違いなく美味しかったですし、コオロギ自身の食材としての可能性は十分に感じることができました。

現在飼育している子たちが大きく成長したら、今度こそ大量のコオロギ料理を作り、具体的な味のレポートをしていきたいと思います。

また、もう一方の餌用コオロギである「フタホシコオロギ」や、日本の野生種としてメジャーな「エンマコオロギ」との食べ比べもしてみたいですね。


今回の記事は以上になります。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう


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