【生き物】コオロギを飼う ⑬養殖完全マニュアルその1(孵化直前・直後)

どうも、たかしです。

僕の住んでいる家は、すぐ隣の家の庭が草ボーボーのせいで良く小さい虫が入り込んできます。
そこで僕は頻繁に「おすだけノーマット」を使用するのですが、脱走してこちらの部屋に侵入してきたコオロギの幼虫が、この前そのせいで死んでいました号泣

あと、なぜかベランダに謎の腐ったサナギが落ちていたり、ヤゴの脱皮殻が玄関に転がっていたりしました。

どうなってんだこの家。
してえ~。
早く小屋暮らししてえ~。


という訳で、今回は以前予告していたように、孵化して間もない若齢幼虫の取り扱い方と、脱皮してある程度成長するまでどんなことに気を付けているのかについて書いていきたいと思います。

極小コオロギの、脆弱さゆえの取り扱いづらさに苦労している方の助けになればと思います。

【これまでの記事】

「【生き物】コオロギを飼う ①お迎え」
「【生き物】コオロギを飼う ②設置」
「【生き物】コオロギを飼う ③2日目」
「【生き物】コオロギを飼う ④3日目​」
「【生き物】コオロギを飼う ⑤4日目」
「【生き物】コオロギを飼う ⑥繁殖準備」
​「【生き物】コオロギを飼う ⑦産卵」
「【生き物】コオロギを飼う ⑧水場・産卵床改造」
「【生き物】コオロギを飼う ⑨採卵、孵化準備」
​​「【生き物】コオロギを飼う ⑩卵の変化の様子から孵化まで」
「【生き物】コオロギを飼う ⑪孵化後の飼育環境」
​​「【生き物】コオロギを飼う ⑫巨大飼育ケージ作り」


①孵化直前になったら

以前の記事でもお伝えしましたが、コオロギは「卵が孵化するためには湿気が不可欠」なのに「孵化間もない幼虫は水滴で溺れ死ぬ」という意味の分からない生物です。
そのため、コオロギが孵化するタイミングでは、産卵床が「湿気が保たれていて、かつタッパーに水滴がついていない」という絶妙な具合になるようコントロールしておく必要があります。


この写真のように、卵に目の点が浮かび上がり、色が薄黒く変わってきたら孵化直前のサインです。
気温が25~30度の環境下だったら1,2日以内に孵化してくるはずなので、産卵床を湿らせ過ぎないよう、かつ乾かないよう、朝晩ぐらいに産卵床の湿度をチェックするようにします。


蓋をしてしまうと結露が発生し、タッパー内に水滴ができてしまうので、孵化直前になったら蓋無しで産卵床を管理します。
生まれてきたコオロギが脱走してしまってはいけないので、タッパーはプラカップの中に入れておきましょう。

②孵化してきたら

マメに産卵床をチェックしていると、そのうち最初の1,2匹が生まれてきます。

産まれてきたのを確認してから、若齢幼虫用の飼育環境をセットしていきます。


ナカヤ化学産業 飼育ケース
若齢幼虫用の飼育環境はあくまである程度大きくなるまでの仮住まいなので、飼育ケースは100均で売っているプラケースで十分です。
しかし、それでも各産卵床に一つプラケースを用意するとなると、大量のプラケースが必要になります。ですので、100均で3個一セットで売っているフードカップを使うのも手段の一つです。


ただ、フードカップは安く飼育環境をセットすることができますがその分狭く、深さも浅いため脱走の可能性が圧倒的に増します。実際僕の場合、これまでフードカップから十数匹はコオロギが脱走してしまいました。

そのため万全を期すならば、100均のプラケースを使用するのが一番おすすめです。

飼育環境例①

フードカップを使った例です。

餌は地面に直置きします。エサ皿はカップ内が狭くて使えませんし、どうせ仮住まいなので汚れてしまってもかまいません。

床材は、まだ小さい幼虫が潜り込んでしまいますし、メンテナンスの手間が圧倒的に増しますので敷きません。

産卵床は、まだ新しい幼虫が生まれてくる可能性があるのでタッパーに入れたまま、幼虫が出てきやすいよう横向きで入れておきます。
横向きで入れていると脱走されることが多かったため、一時期タッパーを伏せてカップの中に入れていたのですが……。


これはあまりよくありませんでした。なぜかというと、タッパーの下の空間が蒸れてしまい、コオロギの死亡率が圧倒的に上がってしまったためです。
伏せて入れておくことで産卵床の湿度が保たれ、孵化率が上がるという良い点もあったのですが、生まれてきたコオロギが死んでしまっては意味がありません。


水入れは、100均のタレビンに穴をあけ、紐を通したものを自作すると便利です。


以前はこのように、タレビンの口に直接ティッシュを丸めて入れたものを使っていたのですが、これにはとある難点がありました。

それは、水替えが大変だということです。水を入れるためには一旦ティッシュを取り除かなくてはならないのですが、そのティッシュにびっしりとコオロギが張り付いてしまい、水替えの度にものすごく気を使わなくてはならなかったんですよね。

そのため、コオロギが紐にへばりついた状態でも、キャップを開けてスポイトなどで水を入れることができる現在の形式に変更しました。

飼育環境例②

プラケースを使った例です。

こちらはスペースに余裕がありますので、成虫と同じ水入れを使うことができます。こちらの画像では既に産卵床はタッパーから出していますが、もちろんタッパーに入れたままの状態でも大丈夫です。

大人と同じ水入れを使う難点としては、タレビンの裏に潜り込んだコオロギが勝手に出れなくなって死んでしまっていることがあるくらいでしょうか。
まあ正直これはもうどうしようもないというか、一匹そこで死んでくれればその後2匹目が入り込む隙間を埋めてくれるので、むしろ尊い犠牲と取ることもできるかもしれません。

この例に限らず、孵化間もない幼虫は水滴での溺死以外に、意味の分からないところに潜り込んで挟まってしまい死んでしまうということがよくあります。これを防ぐためには、プラスチックのような固くて滑りやすい素材をできるだけ使わずに飼育環境を作ることが必要なのですが、あまり現実的ではありません。

若齢幼虫はあまりにも脆弱ですから、多少の犠牲には目をつむることも必要なのだと思います。その一匹を助けようとして、手が滑って他の数匹をすり潰してしまうといった事態にもなりかねませんしね。

あと、二つの飼育環境例に共通して言えることですが、蓋は絶対にしません。脱走の危険性は高まりますが、蓋をするだけで蒸れが発生するリスクは一気に高まりますから、多少の脱走に目をつむってでも蓋をしない方がマシだと僕は考えています

③まとめ

以上が孵化後間もない幼虫の飼育環境の説明になります。
とりあえずこの環境で、餌だけ途切れないように放り込んでおいてあげれば、ほとんど手を掛けなくてもどんどん孵化してきますし、死なずにある程度まで成長してくれるはずです。

むしろ、こちらが一度セットした飼育環境を変にいじってしまうと、その拍子に幼虫が数匹つぶれて死んでしまうという事態になりかねませんので、手を出すのは最低限に抑えるべきだと思います


次回は、幼虫が一回脱皮し、飼育ケースの汚れが目立ってきたときのメンテナンス方法について解説していきます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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